自動車事故＝むち打ちというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。むち打ち症は、いわゆる頚椎の捻挫のことをいいます。スポーツなどで足を捻挫するのと同様です。事故の衝撃で首が激しく振られることで、頚椎を捻挫してしまいます。もともと首は、スイカ１個分同等の重さがあるといわれる頭部を支えているため、その重みで前後左右に振られやすくなっています。

事故直後は、ショックで“アドレナリン”というホルモンが放出されるため、痛みを感じないケースが多いです。当院に来院される患者さんの中にも、「事故直後は痛くなかったのですが…」というお話をよく耳にします。むち打ち症であるにも関わらず、“事故とは関係ない痛み”と勘違いされて来院される方もいらっしゃいます。事故直後に痛みがなくとも、速やかに医療機関を受診することが大切です。

むち打ち症になることで、直接的に死に至ることはありません。しかし、むち打ち症を放置することは大変危険です。その理由として挙げられるのは、ダメージを負っている部位が“頚椎”にあるという点です。

頚椎の中には大切な神経が通っているだけでなく、胸椎や腰椎、仙椎と繋がって、全身を支えています。頚椎周辺のバランスが崩れると、身体全体のバランスが乱れます。すると、筋肉がこわばったり、血流が滞ったりして、頭痛やめまい、耳鳴り、冷え、しびれなどのさまざまな症状が現れるのです。日常生活に支障をきたす場合もあります。事故後のむち打ち症は放置せず、早い段階で治療を始めることをおすすめします。

むち打ちの症状や痛みの度合い、期間・後遺症などには個人差があります。

医療機関では、その人の身体の状態に合わせるのではなく、3ヶ月～半年程を一区切りと捉え、症状の有無に関わらず、治療終了となるところが大半といえるでしょう。

当院で行うむち打ち治療は、患者さんの症状に合わせて行うものです。事故の衝撃で痛めた首以外にも、考えられる部位をしっかりと検査し、丁寧にアプローチします。

痛みを引き起こしている根本原因を突き止めなければ、完治には至りません。

治療だけでなく、煩わしい保険会社との交渉についてもサポートさせていただきます。患者さんが治療に専念できる環境を整えて、お待ちしております。ぜひ、一度当院へお越しください。